阪神矢野燿大監督(53)の采配がズバリ的中し、勝ち越しに成功した。

3-3で同点の7回、先頭糸原健斗内野手(29)が左前打で出塁すると、すかさず代走熊谷敬宥内野手(26)を送り出した。

その後、相手失策も絡み、1死二、三塁。ここで先発青柳晃洋投手(28)に代わり、北條史也内野手(28)を代打起用する。北條は、左腕メルセデスに追い込まれながらも中犠飛を放ち、1点を奪った。インパクトの瞬間に1度飛び出したものの素早く帰塁し、ヘッドスライディングで生還した三塁走者熊谷の走塁も光った。

北條は「(先発の青柳)ヤギさんが粘ってくれていたので、『絶対に勝ちをつけたい』と思っていましたし、そのためには自分が打つしかないと思って打席に立ちました。追い込まれていましたが、なんとか『事を起こす』という気持ちで外野までもっていきました」と胸を張った。

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