阪神島本浩也投手(29)と、及川雅貴投手(21)が出場選手登録された。

島本が中継ぎ要員として今季初昇格した。20年11月に「左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称トミー・ジョン手術)受け、21年から育成契約。長いリハビリ生活を経て、今年5月の2軍戦で実戦復帰を果たすと、6月に背番号「46」で支配下登録された。2軍戦では計14試合に登板し、防御率1・20の成績を残している。1軍戦の登板は19年10月11日のクライマックスシリーズ・ファイナルステージ巨人戦の第3戦以来となる。「あとはやるだけなんで、頑張ろうと思います。トレーナーさんたちが一番に『やっとだな』というふうに言ってもらえたので、結果で恩返ししたい」と意気込んだ。

及川は、3日の巨人戦後新型コロナウイルス感染が判明し、特例2022の対象選手として出場選手登録を抹消された渡辺雄大投手(30)の代替指名選手として急きょ昇格となった。左腕は3月中旬に右脇腹筋挫傷で離脱。5月に実戦復帰を果たし、ここまで2軍戦14試合に登板した。「戦力になれるようにずっとやってきた。数少ないチャンスだと思うんですけど、しっかりとつかみとって、そのまま後半戦を一緒に戦っていきたい」。3日のウエスタン・リーグ中日戦(バンテリンドーム)に中継ぎで登板し、1回を無安打無失点に抑えている。

また、メル・ロハス・ジュニア外野手(32)も抹消となった。

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