日本ハム新庄剛志監督(50)が、2打席連続死球に怒ったオリックス杉本裕太郎外野手(31)を直接なだめた場面を振り返った。

先発した田中瑛斗投手(23)が1回に続いて3回にも死球を与えて杉本が激高した。BIGBOSSは「いいバッターには、ああいうインコースのシュートを投げないといけないんだけど、“ぶつけるまでのコントロールのなさ”は良くないですね。ギリギリで攻める分にはいいですけど、2回も当てたらいかん。そりゃ怒るわ」。

杉本はマウンドへ歩みかけた後に一塁へ向かったが、両軍ベンチから選手らが飛び出し、一触即発ムードに。その中で新庄監督はゆっくりと杉本の元へ。声をかけた内容は「(杉本を抑えるには)インコースいかないと仕方ないから…悪いことしたねって言ったら(杉本が)『あ、ビッグボスだ』って言ってきて」。謝罪すると、驚かれたという。「だって前回も(7月19日の対戦でも田中が杉本に)当てているしね。これは、ピッチャーの技術の問題。だから、申し訳ないです、と。そしたら『全然、大丈夫っすよ』って。『ビッグボスだ。ビッグボスだ』って2回くらい言っていました」と、一連の流れを振り返った。

ちなみに両チームの選手らがベンチへ引き揚げると、責任審判の丹波球審は「両チームに警告を与え、試合を再開します」と場内にアナウンスした。

▽日本ハム田中(3回途中2失点で自身3連敗。新庄監督は2軍降格を明言) 試合を作れずに、このような投球になってしまい申し訳ない気持ちです。

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