3位阪神は今季25度目の完封負けで球団ワースト記録を更新した。これで横浜スタジアムでは今年6月28日から8連敗。98年4~8月の8連敗以来、24年ぶりに球団ワースト記録に並んだ。プロ初勝利を目指したドラフト1位森木大智投手(19)は3回途中5失点(自責3)で自身2連敗。2位DeNAとのゲーム差は6まで開いた。

◆矢野燿大監督(53)の一問一答

-先発森木は荒れていたが、なんとかしようとしていた

矢野監督 「いやいや、それはそうだろうけど。まあ前回とはやっぱり調子もね、まあボール自体は良くなかったかな」

-1回にタイムリーを打たれた4番牧から三振を取るなど、3回は気持ちの強さも見えた

矢野監督 「いやいや、まあまあ、もちろん良いところも、もちろんあったし。まあ今は、前も言ったけど、経験をまだ積む段階というか。もちろん勝ってほしいけど、それよりも経験して、何が通用して何が足りないかという段階だと思うので。そういうところではあそこの(牧から奪った)三振は良かったと思う。だからこそあの2アウトでもう1人というね。あそこで頑張れるピッチャーにやっぱりなっていかないと、というのは今日の課題として見つかったんじゃないのかな」

-3回2死二、三塁では2ボールから5番宮崎を申告敬遠したが、あそこは塁を埋めようと

矢野監督 「いやいや、それはそうでしょう。率も高いんだし、前の打席の内容を見てもそうだし」

-森木の今後は

矢野監督 「それはいったん抹消するよ」

-今季中の1軍登板は

矢野監督 「それは分からん」

-ベンチで話していたことは

矢野監督 「いやまあまあ、もちろんオレもキャッチャーで受けていて『こうだな、ああだな』というのはいつもありながら、もちろん見ているので。そういうところでは、今日は角度っていうのがすごくなくて。なんて言うのかな、説明すると長くなるんだけど。もうちょっと縦にボールをたたけて角度がついて来ないと。大体、真っすぐがシュート回転するのか引っかかるのかっていうボールになっちゃうと、角度が死んでしまうので。前回もちょっと言ったかもしれんけど、カーブを使いながらとか、投げる意識キャッチボールの意識も、角度というのをもうちょっと意識していく必要があるんじゃないかな。どうしてもストライクが欲しくなったり、大事に投げようと思えば思うほど、肘が下がって角度がなくなるんで。角度をつけることを意識した方がいいんじゃないかということは言った」

-投球練習からカーブの感覚を確かめていた

矢野監督 「それはみんな、投球の中でどう修正するかとか、どういう意識で投げるかというのはあると思うけど。投球練習でもそうやし、試合の中でカーブを投げることで、そういう1球になるということは、オレも現役時代に何人も受けている。そこは本人がどう意識するかはオレには分からないけど」

-3回は二塁手山本の悪送球で2点を追加された

矢野監督 「(一塁)マルテが(一塁ベースに戻るのが)遅れたからね。若干(深くに)捕りにいったんで。それでもあれはヤスが足で投げていくというか。ボールをゆっくり投げて、マルテに合わす感じで投げちゃったから。ヤスもいいプレーもすごくあるし、だけど、ああいうところこそ丁寧にいかないと、ああいうプレーになっちゃうんで。結果からするとプレーが軽くなりすぎたな、というところじゃないの」

-石田に3敗目

矢野監督 「あー、3敗目というか…。今日も別に良いとは思わないんで、それが打てないのが悔しいよね。相手が絶好調であれば仕方ないけど、そういう感じには見えないんで」

-今季25度目の完封負け

矢野監督 「それは責任を感じています」

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