ヤクルト村上宗隆内野手(22)は3打数無安打で、日本選手最多シーズン56号本塁打はならなかった。それでも満員の甲子園を沸かせた。2回先頭、内角直球を中心に攻める藤浪に対し、フルカウントからの7球目、インハイ155キロを振り抜いた。ライナーで右翼へ飛ばしたが、佐藤輝の好捕にはばまれた。入れば日本選手新記録だっただけに、しばらく球場のざわめきが止まらなかった。6回1死二塁では申告敬遠で歩かされ、スタンドから「えー」と残念がる声が飛んだ。13日に55号を放った後「次は56本目を打ちたい。次へ次へと、しっかりホームランを打てるように」と言った。3試合、快音は聞かれていないが、勝利につながる1本を求める気持ちは変わらない。

【写真たっぷりライブ詳細】村上宗隆、王貞治超え56号ならず 阪神今季26度目の完封負け 阪神-ヤクルト>>