鷺宮製作所の小孫竜二投手(25=創価大)は楽天が2位指名し、交渉権を獲得した。3度の指名漏れを経験した男が、4度目の正直を果たした。

最速155キロの直球が持ち味の社会人3年目、本格派即戦力右腕。これまで高校、大学、社会人2年目とドラフト候補に挙がったが、指名はなかった。この1年は制球改善と変化球の精度向上に取り組み、安定感が増した。今年6月にはエースとして2年ぶりの都市対抗出場に導くなど、1年を通した高成績でNPBスカウトから評価を上げていた。

遊学館ではエースとして15年夏に甲子園出場。2回戦で九州学院と対戦し、村上宗隆(現ヤクルト)を4打数無安打に抑えた。創価大では同期だった杉山晃基(現ヤクルト)、望月大希(現日本ハム)とともに投手陣の中心にいた。

指導者、NPBスカウトが認める野球への情熱の持ち主。ついにプロからお呼びがかかった。

石川県・金沢市出身。179センチ88キロ。右投げ右打ち。

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