「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」が20日に都内で開催され、沖縄大の最速151キロ右腕、仲地礼亜(なかち・れいあ)投手(4年)が、中日から単独1位指名された。沖縄県の大学から初のドラフト指名で、その栄誉を励みに「開幕1軍&新人王獲得」を誓った。
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仲地が歴史を変えた。沖縄本土復帰50周年の節目に、沖縄県の大学から初のドラフト指名を受けた。中日の1位指名が確定した瞬間、大城貴之監督(51)から右肩をポンとたたかれて、緊張した表情がほぐれた。「沖縄からも(ドラフトで)選ばれることが実証できた。上を目指してやる人が増えたらいいと思います」と、声を弾ませた。前日19日の公表にも「信じられないまま過ごした」と半信半疑だったという。男泣きした大城監督も「歴史的なこと。彼の指名はいろんな意味で大きなニュース」と喜んだ。
目標は「開幕1軍&新人王獲得」だ。プロでの目標を問われて「勝てる投手になりたい。先発として1軍で投げ、その結果を続けて行きたい」といい、先発ローテーション入りも視野に入れる。タイトルに関しては「近いのは新人賞。そこを目標に過ごしていきたい」と気合を込めた。中日の印象には「左右にいい投手がいる。自分も吸収していきたい」と貪欲に学ぶ覚悟だ。
プロでは、武器の速球と多彩な変化球向上を目指す。嘉手納高3年時は最速145キロで、変化球はスライダーとフォークの2種類だった。大学進学後は、今春習得したチェンジアップをはじめカーブ、カットボール、スライダー、ツーシーム、スプリットの6種類を巧みに操る。投球の幅を広げて飛躍した。そこから「真っすぐだけではなく、変化球に自信がある。その組み合わせで抑えていければ」と飛躍を誓った。
読谷村出身で、中日のキャンプを手伝ったこともある。当時は「プロ野球選手はすごいと思っていた」と夢の存在だった。自身が地元から初の指名プロとなり、「沖縄の大学で野球をやることは間違いではない」。大学初のパイオニアとして、沖縄球児の希望の星になる。【菊川光一】
◆仲地礼亜(なかち・れいあ)2001年(平13)2月15日生まれ、沖縄県読谷村出身。古堅南小2年から軟式野球を始め、古堅中では北谷ボーイズでプレー。嘉手納高では3年夏にエースとして沖縄大会4強。沖縄大では1年秋からベンチ入り。20年秋、21年春ベストナイン、最多勝(5勝)。大学通算20勝。遠投110メートル。50メートル走6秒3。177センチ、83キロ。右投げ右打ち。



