早大が慶大に打ち勝ち、終盤6連勝。勝ち点4(8勝2敗)として、2位に順位を上げ全日程を終えた。

1回、印出太一捕手(2年=中京大中京)にいきなり満塁本塁打が飛び出し、4点を先制した。慶大の粘り強い攻撃に遭いながら、小刻みな継投で逆転は許さず打線も追加点を挙げて逃げ切った。

小宮山悟監督(57)は「明大に連敗(9月25、26日)したあと、残り6連勝で奇跡が起こる可能性があると選手には言ってきた。いい形で終われた。優勝と同じ価値がある。いいチームができ上がったと思う」と振り返った。今春は勝ち点1の3勝8敗2分けで5位に沈んでいた。

2年生の印出は来年、この1年の経験を生かすことができる。「4年生が残してくれたものをムダにしないよう来春やっていきたい。感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。