楽天涌井秀章投手(36)と中日阿部寿樹内野手(32)との1対1の交換トレードが成立したことが15日、両球団から発表された。通算154勝を挙げ、史上初めて3球団で最多勝に輝いた右腕と、過去4年で3度規定打席に到達し、中日打線を支え続けたクラッチヒッター、という主力同士の放出となった。

◆規定打席到達打者のトレード 今季の阿部は133試合に出場し、2年ぶり3度目の規定打席に到達した(打率はセ・リーグ16位)。規定打席に到達した打者がオフにトレードされたのは、12年オフの糸井嘉男外野手(日本ハム)以来。12年パ・リーグ打率3位の糸井は13年1月、八木智哉投手とともにオリックスへ移籍し、交換要員は木佐貫洋投手、大引啓次内野手、赤田将吾外野手の2対3トレードだった。