大会5日目は、準決勝2試合が組まれている。高校の部の試合は行われない。

 

【第1試合(午前10時)国学院大(東都大学)-大商大(関西5連盟第1代表)】

国学院大学は、初戦で仙台大(東北3連盟)に6-2で勝利。ルーキーの立花祥希捕手(1年=横浜)が代打で2ランを放つなど、打線は活発だ。今秋リーグ戦で登板のなかった坂口翔颯投手(2年=報徳学園)が復帰するなど、投手陣もそろう。初戦で出番のなかった巨人ドラフト3位の最速153キロ右腕、田中千晴投手(4年=浪速)の登板はあるか。

大商大は、準々決勝で環太平洋大(中国・四国3連盟)とのシーソーゲームで、延長10回タイブレークの末に5-4でサヨナラ勝ち。勢いに乗っている。来年のドラフト候補の上田大河投手(3年=大商大高)は、初戦に先発し5回2失点と安定した投球が光った。

 

【第2試合(午後0時半)明大(東京6大学)-名城大(北陸・東海3連盟)】

明大は、初戦で関大(関西5連盟第2代表)に2-1で勝利を挙げた。村田賢一投手(3年=春日部共栄)が、持ち味の打たせてとる投球で完投。2枚看板のもう1人、蒔田稔投手(3年=九州学院)は万全な状態で準決勝を迎える。好守を連発した“明大のプリンス”宗山塁内野手(2年=広陵)のプレーは必見。

名城大は、準々決勝で上武大(関東5連盟第1代表)に野口泰司捕手(4年=栄徳)のソロ本塁打で1-0で勝利。投手陣は、継投で2試合連続で0封勝ちを挙げており、抜群の安定感を誇る。連戦になるが、松本凌人投手(3年=神戸国際大付)、岩井俊介投手(3年=京都翔英)ら来年のドラフト候補に注目だ。