巨人の守護神・大勢投手(23)が、球団では11年沢村拓一以来、11年ぶり20人目となる最優秀新人賞に輝いた。ルーキーイヤーの今季は、開幕から守護神を任されると、新人歴代最多タイの37セーブを記録。57試合に登板し、1勝3敗、防御率2・05と堂々たる数字を残した。

大勢は「(新人王を)取りたいなという気持ちがすごくありましたし、セ・リーグは(阪神)湯浅君だったり、他に有力候補の方がいたので、その中で取れたというのがうれしく思います」と喜びをかみしめた。

同学年の阪神湯浅とは11月の侍ジャパンシリーズでチームメートとして交流。巨人戸郷も含めて“仲良し3人組”で一緒に行動して親睦を深めた。「湯浅君とタイトル争い、新人王争いができて、見ている人がワクワクするようなタイトル争いがしたいと2人で話していた。来年からは湯浅くんと2人で、ファンの人が見ていてワクワクするようなタイトル争いが出来たら良いなと思います」と、対抗心を燃やしながらも、切磋琢磨(せっさたくま)していく。

2年目の来季へ油断も慢心もない。「まだ1年しか結果を出してない。長く結果を残し続けるためにも、来年からが本当の勝負だと思っている」と引き締めた。

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◆巨人大勢=209

◆阪神湯浅=74

◆ヤクルト長岡=7

◆中日高橋宏=6

◆ヤクルト木沢=1

◆阪神西純=1

◆巨人平内=1