野球殿堂博物館は2日、「2023年野球殿堂入り候補者」を発表した。エキスパート表彰では2人が新たに候補入り。昨季まで10シーズン、日本ハム監督を務め、現在は侍ジャパンを率いる栗山英樹氏(61)は、エンゼルス大谷翔平投手(28)を投打二刀流に導き、今やメジャーでも認められた新たなプレーの形を生み出した。来年3月のWBCで世界一奪回を目指すが、その前に殿堂入りとなるか。

広島、阪神で通算119勝、広島でコーチ、2軍監督を歴任した安仁屋宗八氏(78)は、沖縄出身プロ野球選手の草分け的存在。沖縄返還50年の年に候補入りした。

プレーヤー表彰では前ロッテ監督の井口資仁氏(47)ら4人が、特別表彰ではソウル五輪で日本代表監督を務めた鈴木義信氏(79)ら5人が、新たに候補入り。選考は球界関係者による投票で行われ、来年1月13日に殿堂入りが発表される。