日本ハム伊藤大海投手(25)は、サッカーW杯の日本代表がスペイン戦で挙げた決勝ゴールを見て感じたことがあった。

3日、大阪で子ども向けの野球教室「ミズノキッズ・ボールパーク」に参加した伊藤は「人間の目だけではかなわない部分が見えるのは、すごく選手自身の技術の発展にもなると思う。最後まであきらめない気持ちの大切さも感じた。そういう意味でも僕は素晴らしいことだと思う」と率直な印象を語った。

VARによる1ミリ単位の正確な判定は、世界中で大きな話題を呼んだ。最新テクノロジーによる判定については「いろんな技術が進歩している。スポーツ界だけじゃない、いろんなところと力を合わせることで選手のより良いパフォーマンスであったり、正確なジャッジにつながることもあると思う」と、考えている。

野球界でも米国では今季、マイナーリーグでボールとストライクを自動判定する「ロボット審判員」を試験導入した。「競技レベルの向上という意味で考えたら悪くないと思います。(野球界の)長い歴史の中で、そういうのが入るというのは考えるところではあると思うんですけど、ここから1歩2歩、野球レベルを上げるために必要なのであれば、あってもいいんじゃないかなと思います」と、話した。【木下大輔】