西武平良海馬投手(23)が4日、埼玉・所沢市内の球団事務所で2度目の交渉に臨んだ。2日の契約更改交渉で来季からの先発転向を認められず、保留していた。中1日となったこの日の交渉の席で、球団から来季の先発を容認された。前回と変わらず、7000万アップの年俸1億7000万でサインした。(金額は推定)

交渉後の、主な一問一答は以下の通り。

-交渉ではどんな話をしたか

「前回の続きで、まずは先発をするか、しないか。結論は来年からやらせていただけることになった。先発になるからにはしっかり頑張ってくれと声をかけていただきました」

-気持ちは

「素直に自分の意見を強く持って発信し、話し合いができたことは本当に良かったなと思う。他の先発の方と同じように、何度か先発のチャンスはあげると言ってもらった。ずっと3年間ぐらい(チャンスのない)不平等さみたいなのを感じていたので、そこが解消されて本当によかった」

-先発をやるにあたって

「やったことがないポジション。目標はやっぱりチームで一番貢献したピッチャーになりたい。本当に失敗するかもしれないし、大成功するかもしれない。分からないですけど、やるからにはしっかり中継ぎの時よりもチームに貢献できるように先発として、頑張っていきたいと思います」

-数字の目標は

「イニングを投げたい。175回以上投げられたらベスト。失点が減れば中継ぎで60イニング投げるよりもチームに貢献していると思うので。175回を投げている(高橋)光成さんと自主トレもしますし、そこで光成さんから学び、追い越せるように頑張っていきたい。具体的に何点とかは意識しないが、あとは防御率を」

-代理人のボラス氏とも契約している。将来は大リーグで先発で勝負したい気持ちも

「そうですね。代理人とも契約してますし、そこは将来的にはしっかり。まだ詳しい話はしていないですけど。それもありますね。やっぱり中継ぎをしている現状よりも、イニングをたくさん投げて、その分、失点が減れば、その分、貢献していると思う。チームをもっと勝てる方向に導きたい」

-ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は選ばれれば、リリーフで戦う見込み。どう調整していくのか

「WBCは辞退したい。『出たいですか』という電話はいただいたが、なしで。なので、出ないという感じです。あくまで先発として、チームできちんと調整して、ライオンズに貢献したい思いです」

-WBC辞退。メジャーへのアピールを踏まえても

「そうです、そうです。なしという感じで」

-意志は固い

「はい」

-悩んだか

「いや…そこの出る、出ないは悩んでないです。今、言っていいのかなと。球団から言うべきなのかな。まあ言っちゃったんですけど。そんな感じです」

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