阪神中野拓夢内野手(26)が25日、走力アップへ陸上男子短距離で16年リオ五輪400メートルリレー銀メダルの桐生祥秀(27=日本生命)から金言を授かったことを明かした。今月5日、年始に放送される「超プロ野0球 ULTRA」の収録で桐生と共演。「走り方に関して教えていただきました」と明かした。

中野は走り方が「足がちょっと後ろに流れてしまう」という課題を相談し、改善策を伝授された。桐生からは「どうしても野球選手は力がある分、後ろに足が流れてしまう」と説明を受け、「足を下(地面)に強く着く」ことを意識するために、ハードルを使ったジャンプ動作を含んだトレーニングを教わったという。

オフの期間で反復練習を重ねて、新たなスキルを体得していく。「ケガしないためにも、少しでも陸上選手のような走り方を身につけていければ、143試合フルで出られるかなと思う。そこもしっかりと考えながらこのオフやっていきたい」と引き締めた。

今季はリーグ4位の23盗塁だった。来季は盗塁王を獲得した21年の「30盗塁」を最低ラインに掲げ「1年目のような積極的な、攻めていくような盗塁をしていければ」と気合。甲子園は土のグラウンドで、人工芝の球場と比べて足が取られて走りにくさはあるが、「本拠地でも盗塁を取れることをもっとアピールしていけば、自分の価値ももっと上がってくると思う。(今季10盗塁の)甲子園でもう少し盗塁数が増えれば」。

「ジェット桐生」の金言を生かし、来季は進化した姿でダイヤモンドを走り回る。【古財稜明】

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