里崎智也氏(46=日刊スポーツ評論家)が25日、3月のWBCのカギになる選手として、ソフトバンク甲斐拓也捕手(30)を挙げた。

Prime Videoが侍ジャパンの全試合などをライブ配信することを発表。里崎氏は、その発表会にゲスト出演した。トークセッションで日本優勝のキーマンを問われ、甲斐を挙げた。

「甲斐が主戦だと思いますが、甲斐がキーになるんじゃないかなと。過去のWBCでいうと、06年僕、09年城島、(13年)阿部、(17年)小林と、キャッチャーが全員、大会で打っている。そうなると、代打のことをベンチも考えなくてよくなる。甲斐選手が打てるかどうかが、下位打線の厚みが増すカギになる」と攻撃面から挙げた。

さらに元捕手らしく「メジャーでも、トラウトや有名選手が出るが、しょせん、人間。10割打つわけじゃない。必要以上にリスペクトしないこと。前回大会でもスタントンというホームランバッターが全く打てなくなる。選手の実績、背景より、今を見て攻めるときは攻める。引くときは引くというジャッジを名前負けしないようにいけるかが勝負。点を取られないことが絶対。甲斐選手がキーポイントになってくる」とリード面からも語った。

一緒に登場した福留孝介氏(45)は、優勝のキーマンに選出が内定している西武山川穂高内野手(31)と巨人岡本和真内野手(26)を挙げた。「(メジャーリーガーの)大谷選手、鈴木選手、吉田選手、みんなが打ってくれるに越したことはないですけど、警戒されている中で、またランナーがいる中でゲームに出る(山川、岡本和の)2人。どちらが出るかは分かりませんが、特に右バッターですし、気にしています」と期待を込めて話した。