侍ジャパン栗山英樹監督(61)が28日、北海道の生活拠点である栗山町で「出陣式」に出席した。

町の人たちが企画したもの。栗山天満宮で世界一奪還の祝詞を聞き、町内の施設では集まった約120人とともに「頑張ろう、ニッポン!」と手を突き上げた。

「1人でいると、ずっといろんなことを考え過ぎて。もちろん勝つイメージも持っていますけど、やっぱり、監督の仕事というのはうまくいかなかった時にどうするか、を考える仕事なので。そのシミュレーションをしていると、1人でどんどん追い込まれていく。そういう意味では、こうやって、みんなが楽しみにしてくれているんだと思うと元気になる。いよいよ始まる時に、本当に栗山の皆さんには感謝しています」と笑顔で話した。

「負けたら帰ってこられない」とも言ったが、町民からは「栗山には(帰ってきて)大丈夫!」と温かい声が飛んだ。

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