昨年に56本塁打で日本選手シーズン最多本塁打記録を更新し、史上最年少で3冠王を獲得したヤクルト村上宗隆(23)を兄に持つ九州学院の村上慶太内野手(3年)が5日、千葉・習志野市内の日大に入寮した。

地元・熊本から千葉までは約3時間かかったが、疲れた様子は見せず、愛用しているストレッチポールと、兄からもらったバット2本を持参した。そのうちの1本は3冠王を達成した昨シーズンのモデルで「調子によって使い分けていきたい」と話した。

WBCの侍ジャパンにも選出された兄は目標でもある。昨年末に「一緒にマリオカートをやりました」と明かし「前はお兄ちゃんの方が強かったんですけど、今回は自分が勝ちました」と笑顔を見せた。大みそかには、兄が審査員を務めたNHK紅白歌合戦をテレビで見守った。

翌6日から、全体練習に合流する。「もちろん緊張はするんですけど、元気に声だして頑張っていきたい」と新天地での飛躍を誓った。