予選リーグが終了し、決勝トーナメントに進出する4チームが決まった。ホンダ熊本は三菱重工East戦で新人・井上剛内野手(22=立大)の劇的サヨナラ満塁弾で勝利を収めた。ホンダは身長2メートル左腕の今西拓弥投手(24=早大)が8回から救援登板し2回を1安打無失点で逆転勝利に導いた。東芝、SUBARU、ホンダ熊本、ホンダが決勝トーナメント進出を決めた。大会最終日の9日に神宮で準決勝と決勝が行われる。

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ホンダ熊本がサヨナラ勝ちで決勝トーナメント進出を決めた。

初回に先制するもすぐに追いつかれ、その後逆転を許す。1点ビハインドで迎えた9回。1死一、二塁で代打・持永健太朗外野手(28=東農大)は遊ゴロで併殺かと思われたが二塁手の一塁送球がそれ、その間に三塁に進んでいた走者がホームインし同点に追いついた。

タイブレークの10回は0点に抑え、その裏、送りバントと申告敬遠で1死満塁となる。9番・井上剛内野手(22=立大)は「外野フライを打つ気持ちでした」と2球目のまっすぐを捉え、打球は人生初のサヨナラ弾は、劇的な満塁アーチになった。「入ると思わなかったのでびっくりしました」と振り返った。

渡辺正健監督(53)は「井上は予想以上の結果を出してくれた。明日はとにかく集中して、力を出し切れれば」と話した。