阪神先発の大竹耕太郎投手(27)が開幕ローテ入りを確実にした。

開幕5戦目の4月5日広島戦(マツダスタジアム)を任されそうだ。この日はDeNA戦に先発し、4回を1安打無失点。試合後、岡田監督は先発として計算しているかと問われ「してる、してる」と明言した。

結果も内容も問われるマウンドだった。「やっぱり真っすぐありきの緩急」と捕手のサインに首を振ってまで、直球多めの配球で勝負した。初回、1番佐野は高め直球で三ゴロ、2番宮崎には低め直球で一邪飛。「腹を据えて大胆にいった」。攻撃的オーダーにもひるまなかった。

前回5日オリックス戦では3回6安打4失点と炎上。その翌日に自主トレをともにする師匠のソフトバンク和田に電話した。大先輩から「裏の配球ができるのはストレートがあるから」と指摘され、相手の裏をかくためにも直球が大事だとあらためて気づけた。

岡田監督は「セ・リーグではもう横浜(DeNA)しか当たらへんからな」と説明。次回22日は同一リーグの1軍巨人戦を避け、2軍ソフトバンク戦(鳴尾浜)に先発する予定。現役ドラフトで獲得した左腕が、岡田阪神の力となりそうだ。【石橋隆雄】

【関連記事】阪神ニュース一覧