ソフトバンクの開幕ローテーション「第6の男」が決まらない。

巨人との3戦目は有力候補の新加入コンビ、ジョー・ガンケル投手(31=阪神)と有原航平投手(30=レンジャーズ)がそろって登板したが、首脳陣の悩みを払拭(ふっしょく)するような快投とはならなかった。

先発したガンケルは4回1失点(自責0)と粘投。オープン戦初登板だった前回の9日ヤクルト戦では2回4失点していたが「前回よりは真っすぐ、変化球とも低めに集められた」と、6安打を浴びながら要所を締めた。

前回登板で3回6失点だった有原は、2番手でマウンドに上がり、広岡にソロ本塁打を浴びるなど4回2失点。「防げた失点は反省しないといけない。この前よりは良かったと思うけど、まだまだ修正できる部分がある」と振り返った。

先発ローテーションは開幕投手の大関をはじめ、石川、東浜、藤井、和田の5人が名を連ねることが濃厚。この日登板した2人は板東、高橋礼、武田らと最後の1枠を争う状況だ。藤本監督は「ガンケルは内容はあまり良くないですよね。あれだけヒットを打たれてたらいつか点を取られる。有原は前回よりは丁寧に投げていたという感じがします。(6人目は)まだ分からないですね」と結論を先送りにした。

オープン戦、2軍戦を含めて来週の次回登板が“最終テスト”となる見込み。実績ある2人がどこまでアピールできるか。【山本大地】

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