楽天島内宏明外野手(33)が、徐々に状態を上げてきた。「5番左翼」で先発。2点を先制した直後の1回1死二塁で第1打席を迎えると、カウント1-2から、仲地の高めのスライダーを捉えた。左翼への適時二塁打を放つと、6回先頭で迎えた第3打席も二塁打。2本の二塁打で持ち前のパンチ力を見せた。

今季の実戦初出場は、4日の日本ハム戦(札幌ドーム)とスローペースで調整してきた。5戦連続の安打。結果が出てきたが、表情は引き締めたままだ。「我慢して使ってもらっている。言いづらいですけど、メンタル的に今弱くなっている。打てない時もあるので、なんとか練習毎日すればいい結果が残ると思う。信じて、やれることを毎日やっていきたいと思います」と前を向いた。

昨季までは4番を務めてきたが、これまで2番、3番、5番など、さまざまな打順を経験している。2番のときは「打順間違えてずっとベンチにいました。そこは気をつけないといけないなって」と“島内語録”もさく裂した。21年打点王、22年最多安打と2年連続打撃タイトルを獲得した、頼れる主軸。トンネルを抜け出して開幕から勝利に貢献できるように、汗を流していく。

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