侍ジャパン世界一の余韻が残る中、1つの“聖地”が消える。WBCであらためて脚光を浴びた大谷翔平投手(28=エンゼルス)や佐々木朗希投手(21=ロッテ)がともに岩手での高校時代、公式戦で初めて160キロを投げた岩手県営野球場が、3月31日で閉場する。

冬季でもあり、すでにグラウンドの貸出は終了している。ただし、一般見学については3月31日まで可能となっている。大谷や佐々木が投げたマウンドを踏むことについても「自由です。全く問題ないです」と菊池球場長は話す。

閉場する岩手県営野球場に代わり、4月1日には盛岡市内に「いわて盛岡ボールパーク」(きたぎんボールパーク)がオープン予定。高校野球の岩手県大会のメイン球場として今後、使用される。収容2万人で全面人工芝。プロ野球では今年5月16日には楽天-ソフトバンクが、6月28日には巨人-ヤクルトが、それぞれ1軍公式戦として予定されている。【金子真仁】