注目度抜群の“ヒーローユニホーム”で勝ちまくり、再登板につなげる。日本ハムが13日から着用し、19日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)まで8戦で使用する新庄剛志監督(51)プロデュースの特別ユニホームを、成績次第で再登場させる可能性が出てきた。

新庄監督も「6勝2敗ならもう1度着たい」と話しており、球団側も検討中。まず16日からの西武戦で白星を積み重ね“強運ぶり”をアピールしていく。

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8戦限定のド派手な“日本ハム戦隊ファイターズ”が、今季中にもう1度、再来するかもしれない。真っ赤な襟付きユニホームを着用した初戦の13日ロッテ戦は、加藤貴の完封もあり5-0と完勝。新庄監督は「6勝2敗だったらもう1度着たい」と話しており、球団幹部も「そういう話は上がってきている。結果が良ければ検討する」と話した。

14日は敗れたが、既にSNSなどを中心に「戦隊ヒーローみたいでいい」「F1レーサーみたい」などと話題で、復活となれば再び注目を浴びそうだ。選手にも好評で、上川畑は「意外と言ったら失礼ですが、着てみて全員でプレーしたら雰囲気がある。普通に格好いいなと思いました。生地も伸縮性があって気持ち良くプレーできる」。オリックスから加入の伏見は「評判いいっす。結構似合っていると言われている。いい気持ちで野球ができた」とお気に入りだ。

16日からの西武3連戦後は、個性的な赤黒戦隊がホーム北海道を離れ、19日からは敵地京セラドーム大阪に乗り込んでいく。20日は、このままいけば侍ジャパン山本の先発が濃厚。世界一に輝いた好投手を打ち崩せば、再登板への大きな追い風になりそうだ。

特別ユニホームは新庄監督がイメージした「野球=ヒーローがかっこいいプレーを見せる」をテーマに制作。「子どもたちが喜ぶユニホーム」との思いがこめられている。赤と黒が基調で、胸元には勝利を意味する「V」の文字。まずは残り6戦、ひたむきに「VICTORY」を積み重ね、子どもたちに夢を贈る。

◆新庄監督デザインユニホーム 「野球=ヒーローがカッコいいプレーを見せる」をテーマに制作された襟付きユニホーム。闘争心をイメージした赤色と締め色の黒を選択。胸元にプリントされた「V」は、「VICTORY(ビクトリー=勝利)」の頭文字と「少しぽっちゃりした選手もスタイルよくなる。目のマジック」と2つの意味がある。フルネームの背ネーム、斜めにプリントされた帽子の「F」ロゴの位置など特徴がある。

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