西鉄ライオンズの黄金期を支えた中西太氏(日刊スポーツ評論家)が11日午前3時38分、東京都内の自宅で心不全のため死去していたことが18日、分かった。90歳だった。

訃報を受け、かつて雑誌の企画で対談したこともある西武中村剛也内野手(39)は「偉大な大先輩で、対談の時にも『孫のよう』って言ってもらったり、そういうのが思い出として残っていますね。『孫みたいなもんだから』って言われて。うれしかったですね」と故人をしのんだ。

その後もグラウンドで「俺は若い時はそんな太ってなかったぞ」などと話しかけられることもあったという。中村自身、今季でプロ22年目を迎え、通算本塁打数は現役最多の462本。同じスラッガーとして「ああいう選手になれるようにやっていきたいと思います」と話した。