中田翔が戦列復帰した巨人が接戦を制し、3カード連続のカード勝ち越しを決めた。

1番に吉川、2番に坂本を置き、3番には秋広が球団では松井秀喜以来となる20歳以下のクリーンアップでの先発出場を果たした。4番岡本和は4年ぶりに左翼で先発し、5番には好調大城卓、6番に右ハムストリングの肉離れから3週間ぶりに1軍復帰した中田翔が入った。

1点を追う1回1死二塁、秋広がDeNA東の148キロ直球に詰まりながらも左前に運ぶ適時三塁打。プロ入り後2本目の三塁打で一時、同点に追い付いた。「チャンスだったので、好球必打でいきました。少し差し込まれましたが、いいところに飛んでくれました」と3球目を積極果敢に攻めた。

2点を追う5回2死二塁からは大城卓が7号同点2ラン。さらに6回には吉川と坂本の適時打で2点を勝ち越し、勝利に貢献した。坂本は歴代4位の野村克也氏に並ぶ通算180度目の猛打賞を記録した。

先発の山崎伊は4回3失点で降板したが、後続のリリーフが踏ん張った。3番手のドラフト3位ルーキー田中千晴は1回1/3を無失点に抑え、打線の援護もありプロ初白星を挙げた。