ヤクルトが自力V消滅の危機を迎えた。

19年以来の8連敗。借金は20年以来の9と膨らみ、V逸の危険水域に達した。先発の高梨が3回7安打6失点と炎上。就任後では最長連敗に、高津監督は「投手がこういう状況で、打つ方にも歯車がうまくかみ合わない。弱音を吐くのも好きじゃないですし、強がりを言ってもしょうがないですけど、今いるメンバーでしっかり戦う。それしかない」。27日も敗れて阪神が勝つと、自力優勝が消滅する。

ヤクルトの8連敗は、小川監督時代の19年5月14日から6月1日まで16連敗を喫して以来。借金9は、高津監督20年以来3年ぶり。同年は最終的に借金28の最下位だった。借金8までは07年の日本ハムが逆転優勝しているが、プロ野球の歴史で借金9以上から優勝したチームはなく、3連覇に黄信号がともった。塩見が下半身のコンディション不良で登録抹消。山田も下半身の張りで4回に交代した。厳しい状況が続く。

▽ヤクルト高梨(3回6失点で3敗目)「3回だけじゃなく全イニングで失点してるんで、先頭をしっかり取ったりとか基本的なところをしっかりやらないと、ああいう風になってくると思う」

▽ヤクルト西浦(1軍昇格初打席での適時打含む2安打)「追い込まれてたし、何とかつないでいこうって気持ちで、それがいい結果になりました。しっかり自分のできることをやっていくだけ」

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