日本生命のルーキー・山田健太内野手(22=立大)が初回、右中間への適時二塁打を放ち、初回の一挙6得点に貢献した。

初回、先頭の藤本舜外野手(23=中部学院大)、2番早野僚馬外野手(26=九共大)、3番木倉朋輝内野手(23=亜大)、4番竹村陸外野手(25=近大)の4連打などで3点を先制。なお1死一、三塁の好機で7番山田に打席が回った。「チームとして流れがきていたので初球から甘い球がきたら打とう」と、日本新薬・山上大輔投手(26=立命大)の2球目の直球を右中間へ運んだ。

高校時代は大阪桐蔭で根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)らと、甲子園春夏連覇を達成。立大でも打力を武器に活躍するなど、常にトップクラスを走ってきた。だが、社会人野球のレベルの高さも感じている。「社会人は今まですごい経験をしている人の集まり。そういう人たちが本気を出すと本当にどちらが勝つかわからない。そこが難しさであり楽しさです」と手応えをつかみ始めた。

社会人となり、初任給で実家にオーブントースターをプレゼントしたという。「古いなと思っていたので」と照れ笑い。両親も喜んでくれたという。

「日々成長」を目標に、新たな舞台でスタートを切った22歳は「少しでもチームの流れがよくなるようなプレーがしたい」と、さらなる活躍を誓った。【村松万里子】