日体大(首都)は、東農大北海道オホーツク(北海道)に勝利し初戦を突破した。

2番の中妻翔外野手(4年=常総学院)が2打席連続弾で勝利に貢献した。

1点リードの5回、スライダーを右越えソロ本塁打にした。3-1で迎えた7回には、前の打席から相手投手は交代していたが、うまく対応し今度は内角直球を振り抜き右越えソロ本塁打を放った。「2打席連続は初めてなのでうれしかった」と笑顔で振り返った。

50メートル6秒0の俊足を生かし二盗を2度決め、4回には同点のホームも踏んだ。チームはその回逆転に成功し、古城隆利監督(53)も「走ってくれた(盗塁)のが大きい」と振り返った。

中妻は次戦の明大(東京6大学)戦に向け「相手がどこであれチャレンジャーの気持ちは忘れずに自分たちの野球をして最終的に相手より1点多くとる。粘り強いゲームをしたい」と意気込んだ。

守っては先発の寺西成騎投手(3年=星稜)がリーグ戦を含め自身最長の6回を投げた。「初回に失点をしたのが初めてで、焦りがあった」と振り返ったが、2回以降は落ちついた投球で6回7安打1失点。「神宮は初めてだったけど、投げやすかった。首都よりも人が多くて、楽しかったです」と話した。