白鴎大（関甲新）は、環太平洋大（中国地区）に勝利して2回戦を突破し、8強に進出した。
1月に就任した藤田慎二監督（45）は全国大会初勝利を飾り「本当に選手たちがよく頑張ってくれて、非常にうれしい喜ばしい気持ちです」と話した。
バッテリーが勝ちを引き寄せた。先発の松永大輝投手（2年＝東海大菅生）は4安打無失点で完封。変化球中心にテンポ良くコースを突く投球で相手打線を抑えた。
女房役の浅野空我（くうが）捕手（4年＝文星芸大付）がバットで後輩を助けた。8回に公式戦初のソロ本塁打を放った。「ずっと0－0で点が入らなかったので、うれしいというよりほっとしました」と振り返った。
1点リードのまま迎えた最終回、力投を続ける松永は2死から三塁打を浴びて最大のピンチが訪れる。カウント2－0から投げたチェンジアップは強烈なピッチャーライナーに。「打球は見えなかったけどグローブを出したら入った」と自ら捕球し、試合を締めた。
次戦に向け「自分が投げてチームが勝てればそれが1番良いこと。次も自分が投げて勝ちたい」と意気込みを語った。
