東芝の今秋ドラフト候補、最速149キロサイド右腕・粂直輝投手(24=帝京大)が2番手で登板し、好投した。3イニングを無失点に抑え、逆転勝ちを引き寄せた。

1-2の4回からマウンドへ。キレのある直球を軸に3者凡退。5回は1死から安打を許したが、すかさずけん制でアウト。打たせてとる投球で、3イニングを1安打2四球の無失点だった。「最近は調子が悪かったですが、徐々によくなってきた。今日、つかんだ感じです。全体的に制球がまとまっていた」と明るく話した。

中学時代はアンダースロー。明秀学園日立(茨城)2年秋に、金沢成奉監督(56)からサイドスローをすすめられて転向した。

帝京大では中継ぎや抑えを担っていたが、東芝では先発する機会が増えた。「どちらも対応できるようになった。どの場面でも投げられる幅が広がりました」と成長を口にした。