日本野球機構(NPB)が公募した来季からのファームリーグ戦新規参加球団は、静岡・清水を本拠とするハヤテ223が最有力となったことが22日、分かった。他には独立リーグのBC・新潟と、BC・栃木を運営するエイジェックが応募している。

この日、都内のNPB事務局でファーム審査小委員会が開かれ、応募した3法人の現地視察やヒアリングの最終報告が行われた。ヤクルト江幡球団専務は、具体的な内容は伏せつつ「方向性は出ました」と話した。今後は臨時実行委員会と29日のオーナー会議をへて内定を出すが、江幡専務は「(小委員会に属さない球団とも)いろいろと情報交換しながら進めてますので、大きく方向が変わることはないと思います」と見通しを示した。

ハヤテ223は、東京で金融事業やディープテック事業などを営むハヤテグループが母体。BC・新潟やエイジェックと異なり、既存チームを保有していない点が課題と言える。このまま内定が出れば、トライアウトなどで選手集めを進めることになる。