侍ジャパンの新監督に、元中日、巨人内野手で、現在はU12日本代表監督を務める井端弘和氏(48)が就任することが濃厚となった。
侍ジャパン強化委員会の委員長を務める日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は25日、新監督の人選について「前から言ってますように、途中経過は一切お話できませんので」と話すにとどめた。
NPBは前任の栗山英樹監督(62)が5月いっぱいで任期満了した後、後任選びを本格化。だが、複数の候補に断られ、選考は難航していた。要因の1つに、任期の長さが指摘される。従来であれば、新監督は次回の26年WBCまでを担う。ただ、その期間は12球団の監督やコーチの兼任は難しく、評論活動なども制約を受ける。そのため、NPBは方針を転換。井端氏には、まずは11月16日開幕のアジアプロ野球チャンピオンシップを託すとみられる。
その後も大会ごとに監督の人選を行うとみられるが、順当にいけば来秋のプレミア12までは井端氏が指揮する可能性が高い。状況によっては、26年WBCまで、そのまま指揮を執ることも十分、考えられる。