プロ野球セ・リーグは10日、優勝へのマジックナンバーを「2」としていた首位巨人がヤクルトに3-1で勝ち、2位阪神が横浜に3-4で敗れたため、2年連続32度目のリーグ優勝を決めた。1リーグ時代を含めると41度目。セでは最大差となる13ゲーム差を逆転しての優勝だった。パでは1963年に西鉄が南海との14・5ゲーム差を逆転して優勝している。

 今季のセは7月22日、阪神に優勝へのマジックナンバー「46」が点灯。巨人は一時13ゲーム差をつけられたが、9月の阪神3連戦に3連勝して追い付き、32年ぶりの12連勝(1分けを挟む)も記録。今季141試合目、残り3試合で初めて単独首位に立ち、143試合目で優勝を決め、終盤の激しい追い上げで球史に残る大逆転劇を演じた。原辰徳監督(50)は通算5季目の指揮で3度目のリーグ制覇。

 巨人は02年以来となる日本一を目指し、上位3チームが日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズ(CS)に出場する。