プロ野球の元巨人の外野手で、史上初の代打逆転サヨナラ満塁本塁打を放った樋笠一夫氏が、2年前の2007年6月17日に死去していたことが16日、分かった。87歳だった。

 樋笠氏は香川県の旧制高松中(現高松高)出身で、広島を経て1951年に巨人入り。56年3月25日に後楽園球場で行われた中日戦で、0-3の9回1死満塁で代打に立ち、杉下茂投手(現野球解説者)から本塁打を打った。57年に現役を引退した後は社会人野球の監督や近鉄のコーチなどを務めていた。

 [2009年1月16日12時24分]ソーシャルブックマーク