<日本ハム3-6楽天>◇18日◇旭川

 連勝を止めたのは思わぬ敵だった。首位を快走する日本ハムに、いつもの勢いはない。好調とはいえない楽天・岩隈を相手に、10安打で3得点。打ち崩し切れず、5連勝はならなかった。

 試合前、のどの痛みを訴えて急きょ病院へ向かった複数の選手らがインフルエンザに感染していることが判明。中には中軸を担うスレッジや、中継ぎで6勝を挙げている宮西、さらに福良ヘッドコーチも。金子誠は「今の敵は相手チームじゃない」。チーム内では既に新人捕手の大野がインフルエンザで離脱。感染の拡大で、戦力の一時的なダウンは否めない。

 優勝へのマジックナンバー点灯を目前にしたところで、試練が待ち受けていた。梨田監督は「おれが(症状を)全部、引き受けたいぐらいだよ」と本音をもらした。

 [2009年8月18日18時6分]ソーシャルブックマーク