<中日1-3広島>◇26日◇ナゴヤドーム

 広島前田健太投手(21)が、4年目で初の開幕投手を務め、8回1失点で今季初勝利を挙げた。中盤までは最速148キロの速球で押して、中日打線を圧倒。5回1死後、和田に左中間へのソロ本塁打を浴びるまでは完全投球だった。「真っすぐが良かったので。最初から思い切りというのはありましたから」。オープン戦全日程が終わったあとにマツダスタジアムの監督室で、野村監督から開幕投手を告げられた。「先発は僕が引っ張っていくくらいに中心になりたい。(故障中の)大竹さんには安心して戻ってきてほしい」と自覚たっぷりだった。

 [2010年3月26日22時49分]ソーシャルブックマーク