プロ野球ヤクルトの高田繁監督(64)が26日、成績不振の責任を取って辞任した。神宮球場で行われた交流戦の楽天1回戦で2―3と敗れ、9連敗を喫した後に鈴木正球団社長と会談し、辞意を申し入れて了承された。

 今後は小川淳司ヘッドコーチ(52)が監督代行を務める。来季の監督候補は荒木大輔投手コーチ(46)が最有力となっている。

 会談後に会見を行った高田監督は「責任を取りたいと思った。これ以上、球団、選手に迷惑を掛けてはいけないと思った」と理由を説明した。

 高田監督は20日にも球団に辞意を伝えていたが、慰留されて翻意していた。しかし、22日のロッテ戦で20失点の大敗を喫するなど、その後も連敗を続けていた。

 高田監督は08年にヤクルトの監督に就任。昨季は3位でクライマックスシリーズ進出を果たしたが、今季はここまで13勝32敗1分けでセ・リーグ最下位に低迷していた。1985年から88年までは日本ハムを指揮した。

 [2010年5月26日23時47分]ソーシャルブックマーク