プロ野球東京ヤクルトスワローズがインターネット広告会社サイバーエージェントへの球団売却を検討していると報道された件で4日、ヤクルトの鈴木正球団社長は「身売り自体の考えがないということを、わたしと(堀澄也)オーナーで今朝確認した。今までも何度も経営の話はしてきたが、身売りの話は一切していない」と話し、報道を否定した。

 球団は「全くの事実無根です」とのコメントを発表。球団の株式を一部保有しているフジサンケイグループの関係者も「何かあれば、うちに言ってくるはず」と話した。

 ヤクルトは今季、開幕直後から低迷し、高田繁監督が5月に辞任。小川淳司監督が代行として指揮を執って以降は持ち直し、72勝68敗4分けで4位となった。

 プロ野球では、ことし10月に横浜ベイスターズの住生活グループへの球団売却交渉が表面化したが、まとまらなかった。(共同)

 [2010年12月4日18時19分]ソーシャルブックマーク