野球殿堂入りを決める野球体育博物館の表彰委員会は14日、現役時代に史上最多となる3度の3冠王を獲得し、中日で監督を務めている落合博満氏(57)と、南海(現ソフトバンク)の主力投手として黄金時代を支えた故皆川睦雄氏の2人を選出したと発表した。殿堂入りは計173人となった。

 競技者表彰のプレーヤー表彰で選ばれた落合氏はロッテ時代の1982、85、86年に3冠王となるなど、球界屈指のスラッガーとして活躍。その後に中日、巨人、日本ハムと渡り歩いた20年間で通算2371安打を放ち打率3割1分1厘、歴代6位の510本塁打、歴代5位の1564打点をマークした。一昨年と昨年は当選必要数(有効投票数の75%)に1票届かず、2年連続で惜しくも選出されなかった。

 [2011年1月14日18時3分]ソーシャルブックマーク