ロッテから海外フリーエージェント(FA)宣言して海外移籍を目指していた小林宏投手(32)は20日、大阪府泉佐野市内のホテルで阪神から入団交渉を受け、入団の意思を表明した。複数年契約で合意したとみられる。

 記者会見した小林宏は、阪神入りを決めた理由を「ずっと熱心に誘ってくれて、その熱意が伝わった」と話し、早くも「チームが優勝するために死ぬ気で投げたい」と意気込みを口にした。

 交渉に出席した阪神の真弓明信監督は「かねてからここ(中継ぎ)を補強したかったので心強い」と期待を寄せ、南信男球団社長は「キャンプに入る前にチームを景気付けてくれるような補強だ」と話した。

 小林宏は昨季29セーブを挙げるなど、ロッテの日本一に貢献した。通算成績は328試合で74勝69敗29セーブ。阪神では抑えの藤川球児投手につなぐ中継ぎとして期待される。

 [2011年1月20日13時5分]ソーシャルブックマーク