<ソフトバンク4-4広島>◇17日◇福岡ヤフードーム

 永川勝浩投手(30)が今季初登板で6者連続奪三振の快投を見せた。4-4同点の延長10回から登板し、先頭の川崎から本多、内川、11回もカブレラ、小久保、多村を最速150キロの速球とキレ味鋭いフォークで三振に切って取った。永川勝は「たまたま抑えられただけ。これを続けていかないと」と話した。

 交流戦通算18勝のソフトバンク和田を打ち崩しただけに、終盤の継投策が失敗し痛恨のドローとなった野村監督は嘆く。「あそこまで行ったら…(負けなかったより)勝てなかった印象の方が強い」。ただし永川勝については「よく頑張ってくれた」とたたえた。チームにとっても交流戦の大きな戦力となる。この日の快投で、抑えサファテの前で、セットアッパーとして起用される可能性が出てきた。