<ヤクルト6-6巨人>◇31日◇神宮

 巨人の小笠原道大(38)は捕手でプロ入りした1997年以来、14年ぶりに8番で先発出場した。2回には追加点につながる中前打を放ったが、4回以降は無安打。「あとの3打席がつなげなかったな」と悔しそうに語った。

 この打順は、実績を考えれば、ある意味で代打出場よりも異例だ。ベンチはあの手この手で刺激を与え、不振脱出を期している。小笠原は「やることは変わらない。出るときは全力でやるし、勝てるように準備する」と気丈に話した。