<巨人1-0広島>◇10日◇東京ドーム

 広島は10安打と6四球で毎回のように得点圏に走者を進めたが、ホームが遠かった。14残塁に終わった打線に野村謙二郎監督(44)は「チャンスはつくったんだけどね。どこかで1本出ていれば…」と嘆いた。8回につくった1死一、三塁の絶好機も、東出輝裕内野手(31)が投直の併殺打に倒れて万事休す。浅井樹打撃コーチ(39)は「(貧打は)チームレベルで言えば永遠のテーマ。確率を高くしないと勝てない」と頭を抱えていた。