日本ハム梨田昌孝監督(58)が15日、今季限りで退任することを表明した。東京ドーム内で、津田敏一球団社長とともに記者会見を行い、今季開幕前から「自分の中で燃え尽きて、今年で終わろうと思っていた。球団からは昨日(14日)承諾してもらった」と明かした。今季は2年契約2年目で、通算4年目。現在はパ・リーグ2位で上位をキープしながらも、異例のシーズン途中で進退を明らかにする形になった。「後任人事もあることだし」と球団の今後にも配慮したことを、早期表明の理由の1つに挙げた。

 球団側は慰留に努めたが、退任の意志が固く断念。この日のロッテ戦の試合前には選手、スタッフらに、自らの口から事情を説明し、事態を受け入れてもらった。梨田監督は「自分の中では、もう卒業。(残り28試合)これから1つでも多く勝って、勝ち上がって日本一になりたい」と、花道を飾る決意を語った。