阪神の城島健司捕手(35)が11日、長崎県佐世保市内で練習を公開し、左膝と右肘の故障で38試合の出場に終わった昨季からの復活へ向け「144試合、自分の仕事場に穴を空けないようやっていきたい」と意欲的に話した。

 左膝への負担を軽減するため、体重を約5キロ絞っての調整を続け「ここまで順調に来ている」と手応えを口にした。

 膝の手術の影響で昨年キャンプは2軍スタート。ことしは「みんなと同じ動きができるように」と1軍でのキャンプインを目指す。昨年1月は十分に動けなかっただけに「この時期のトレーニングの重要性をかみしめている」と話し、精力的に体幹強化などに励む姿には充実感が漂った。

 和田豊監督(49)が一塁手での起用を検討していることには「捕手のプライドはあるが、選手として監督の言う通りに動くのは大前提」と話した。