日本野球機構(NPB)は26日、東日本大震災復興支援ベースボールマッチとして、3月10日に侍ジャパン(日本プロ野球代表)対台湾プロ野球代表戦(午後6時25分試合開始)を含む2試合(いずれも東京ドーム、社会人選抜対大学選抜は正午試合開始)を行うことを発表した。代表選手は楽天田中将大投手(23)や日本ハム斎藤佑樹投手(23)ら24人が選ばれた。

 日本代表を率いるソフトバンク秋山幸二監督(49)は東京都内で開かれた記者会見で「全力プレー、最後まで諦めない姿勢を見せ、(被災者に)元気、勇気を与えたい」と話せば、阪神新井貴浩内野手(34)は「今も被災者の方は一生懸命頑張っている。それを胸に思いながら戦いたい」と思いを口にした。

 大会収益金の中から義援金を被災地に寄付し、岩手、宮城、福島各県から関東地方に避難している最大1万2000人を試合に招待する。大会後には日本代表が着用したユニホームをサイン入りで慈善オークションに出品し、売上金全額を寄付する。

 監督、選出メンバーは以下の通り。<監督>秋山幸二(ソフトバンク)<投手>斎藤佑樹(日本ハム)平野佳寿(オリックス)田中将大(楽天)吉見一起(中日)浅尾拓也(中日)石川雅規(ヤクルト)沢村拓一(巨人)内海哲也(巨人)<捕手>細川亨(ソフトバンク)炭谷銀仁朗(西武)嶋基宏(楽天)<内野手>本多雄一(ソフトバンク)中島裕之(西武)中村剛也(西武)坂本勇人(巨人)新井貴浩(阪神)栗原健太(広島)渡辺直人(DeNA)<外野手>内川聖一(ソフトバンク)中田翔(日本ハム)糸井嘉男(日本ハム)坂口智隆(オリックス)岡田幸文(ロッテ)長野久義(巨人)