中日ドラフト1位高橋周平内野手(18=東海大甲府)が11日、プロ初の対外試合となった韓国LG戦(北谷)に「3番三塁」で出場し、決勝二塁打を放った。同点の8回無死一塁の場面。変速の右腕、金寄杓(28)の真っすぐをとらえて右中間を破った。それまでは3打席2三振と不発。だが、ここぞの場面で、3球団が競合したドラ1の本領を発揮した。

 高橋は「何も考えず、来た球を打つだけでした。とりあえず1本出たのはうれしい」と笑顔。神奈川から駆けつけた両親、兄、姉の前での殊勲打に「良かったんじゃないかと思います」と、はにかんだ。