中日のドラフト1位高橋周平内野手(18)が3日、山梨・甲府市内で東海大甲府高の卒業式に臨んだ。いつものユニホーム姿ではなく、制服姿で久しぶりに母校へ。3年間過ごした仲間とともに、母校を巣立った。

 キャンプ1軍スタートで、実戦でもキッチリと結果を出し続けている。2日の広島とのオープン戦(ナゴヤドーム)でもスタメンに名を連ね、安打も放ったスーパールーキーは、やはり大物。湿っぽい涙は一切なく、堂々としていた。

 式典後、教室や野球部のグラウンドでは、色紙や卒業証書の台紙にサインをせがまれ続け、せっせとペンを走らせた。「みんなから『頑張れよ』と言われました。ありがたいことです」。仲間のエールも励みに、プロの先輩たちとの競争を続ける。