巨人は24日深夜、「朝日新聞の取材に対する反論」との表題で、文書をリリースした。
23日、朝日新聞から、選手との契約に関連して、10年近く前の当球団の税務申告について取材を受け、24日にも再度質問を受けたという。質問は、03年3月期と04年3月期の税務処理にあたかも問題があったかのような内容だったという。
これに対し巨人は23日午後、朝日記者と面会し、以下の説明をしたという。
▽巨人軍が税務当局の指摘に応じ、修正申告したという事実はない。
▽税務当局の指導はあったが、指導された内容には法人所得として加算すべき項目と減算すべき項目の両方があり、なおかつ、加算項目と減算項目の金額は結論として一致する。
▽複数年にわたる契約の税務申告については、期間全体を通してみれば、所得の計算、損金の計算はどちらも誤っていない。税務当局から損金への算入を否認されてはおらず、申告漏れにも当たらない。
▽複数年にわたる契約の税務申告について、ある一時期だけを切り取って、そこだけ殊更に問題があったかのように取り上げる報道がなされることがないよう、強く要請する。